早川 潔 Kiyoshi Hayakawa
プロフィール
- 氏名:早川 潔(ハヤカワ キヨシ)
- 職名:教授
- 学位:博士(工学)
- 所属学会:IEEE,電子情報通信学会,情報処理学会,電気学会
- 専門1:計算機システム・ネットワーク(リコンフィギャラブルシステム)
- 専門2:計算機システム・ネットワーク(計算機アーキテクチャ)
- 専門3:電子回路・電力制御
- 研究室:専門棟I (4F)
- E-Mail:hayakawa(a)omu.ac.jp
- ホームページ:http://www2-hayakawa.ct.osakafu-u.ac.jp/
※スパムメール対策の為に「@」を「(a)」としております
メッセージ
早川研究室では,主に2つのことについて研究を行っております。
1つは,クラスタコンピューティングの研究をしております。クラスタコンピューティングを簡単に説明すると,1つの作業をたくさんのコンピュータでさせて,作業を早く終わらせるという技術です。近年,原油高騰のあおりを受け,電気料金などが上がっています。コンピュータをたくさん使用するクラスタコンピューティングでは,ランニングコストがより多くかかってしまいます。そこで,本研究室は低消費電力をキーワードにして,比較的低消費電力なCPUやFPGAを利用して,研究をしております。また,電力量に応じて稼働台数を変動させ,ピーク電力を抑える、スマートなエコクラスタコンピューティング環境を目指しております。
2つめは,橋のなどの構造物の破損を検出するシステムの研究です。日本の社会基盤構造物の老朽化は深刻な社会的問題であり,早急な対応が求められています。老朽化した構造物は補修,補強が施され,構造物の長寿命化が図られています。構造物の長寿命化の実現には日々の点検や維持管理が重要で,現在それは目視や打音によるものが主流です。それを圧電素子を振動センサーとして用い,構造物に加わる振動を計測することで,損傷箇所の特定をするシステムを目指します。システムでは,クラウド技術を用いて,大量の構造物の損傷データを蓄積して,ビッグデータからより正確な損傷発見システムを目指します。
卒業研究(本科,専攻科)
- ARM+FPGAクラスタに関すること
- MPIやOpenMPなどの並列プログラミングを利用した並列処理に関すること
- クラスタシステムの電力制御に関すること
- 電力量の見える化に関すること
- 組込機器を利用した構造物の損傷同定システム関すること
- Zigbeeを利用した時刻同期システムに関すること
- リハビリロボットに関すること(今後の予定)
担当授業
- 電子回路(本科4年)
- 計算機システム(本科4年)
- 計算機アーキテクチャ(本科5年後期のみ)
- 卒業研究(本科5年)
- 応用電子回路(専攻科1年)